2023年 6 月 13 日(火)~ 6 月18 日(日)
蠟染は技術的に制約が多く、繊細な作業が要求されますが、
それだけに作品制作では技巧だけが先行しないように心掛けています。
植物を描くときは、目の前の花や果実の形よりも、その奥にある生命力をつかみ取ることを意識しています。
地面に落ちた種子が発芽し、成長して花が咲き、やがて散って実がなり、枯れてまた新たに芽吹く……。
散ってしまった花や、枯れた葉や茎、朽ちかけた果実にこそ、より強く生命力を感じることがあります。(柳楽)
柳楽 剛 NAGIRA Atsushi
1950 兵庫県神戸市に生まれる
1994 「沖縄/日本・韓国交流展」沖縄コンベンションセンター/那覇市民ギャラリー
1995~2015「染・清流展」全14回出品 京都市美術館/京都 染・清流館
1996 「兵庫県芸術奨励賞」受賞
1997 「日・韓交流染織工芸展」 京都市美術館/福岡県立美術館
1999 「兵庫の美術家」招待出品 兵庫県立美術館
2000~2008「アジアファイバーアート展」全6回出品 ソウル Duk Won Gallery/
福岡 アジア美術館/ソウル 文芸振興院美術館/北京 清華大学院/沖縄 浦添市美術館
2005・2006「Rozome Master of Japan巡回展」ボストン Massachusetts College of ART Paine Gallery /ワシントンD.C The Textile Museum/ワシントン州Bellvue Arts Museum
2008 個展「柳楽 剛 ろう染の世界」 兵庫 堀光美術館
2013 個展「柳楽 剛 ろう染展」 京都 ギャラリー恵風
2015・2018 選抜展「染・清流展を顧みる」 京都 染・清流館
2016 個展「柳楽 剛 ろう染展」 東京 藤屋画廊
ろう染作品「染・清流館」収蔵
左「蓮花」 / 2022 / 二曲一隻(170×150cm) / 麻布/ろう染め
右「枯荷」 / 2022 / 二曲一隻(170×150cm) / 麻布/ろう染め
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「酔芙蓉」
2023
43×30 cm
麻布/ろう染め
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「芭蕉」
2023
77×30 cm
麻布/ろう染め