2019年3月26日(火)― 3月31日(日)
漆の伝統的な加飾技法である螺鈿から発想を転換し、
貝からフォルムを展開することで、造形装飾が一体化した表現を追求している。
オウムガイは、「生きた化石」と例えられることがあるように、
およそ5億年もの太古から、ほとんどその姿を変えていない。
その生命の連鎖は、私にとって過去と現在を繋ぐ架け橋のような存在であり、
時空を超えて存在しているかのような物語的魅力をもっている。
今回は、博士課程のテーマであったオウムガイの螺旋構造と漆の融合した作品を中心に展示したい(入澤)
入澤 あづさ IRISAWA ADUSA
2017年 京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程修了 博士号(美術)取得
現在 京都市産業技術研究所伝統産業技術後継者育成研修「漆工応用コース」在籍
京都工芸美術作家協会所属
主な個展
2015年 「URUSHI Exhibition」(SUNABA GALLERY/大阪)
2017年 「博士修了審査展」(京都市立芸術大学大ギャラリー/京都)
主なグループ展
2014年 「京都府美術工芸新鋭展」入選(京都文化博物館/京都)
2018年 「漆芸の未来を拓く−生新の時2018−」(石川県輪島漆芸美術館/石川)
2018年 「第1回岐阜美術展」(岐阜美術館/岐阜)
2018年 「国立劉粟海美術館企画展 京都工芸美術展」(国立劉粟海美術館/上海)
2019年 「京都府美術工芸新鋭展」入選(京都文化博物館/京都)
受賞歴
2010年 京都市立芸術大学卒業作品展 奨励賞
2010年 第2回 神々への捧げものART competition 京都府神社庁長賞
2011年 月のアート展vol.6 準優秀賞
2012年 京都市立芸術大学修了作品展 大学院市長賞
2018年 第1回岐阜美術展 工芸部門 ぎふ美術展賞
コレクション 京都市立芸術大学 芸術資料館