2018年7月24日（火）－7月29日（日）

 

光と色には記憶を喚起させる力があるのではないかと考えている。
過去の記憶は次第に薄れていき、曖昧なものとなる。
その輪郭のぼやけた記憶は、薄いレースカーテン越しのような、
柔らかな光を纏ったイメージに近い。
美しい夕日や煌めく海を見た時、人は時に涙を流したりもする。
その光と色が記憶を刺激し、様々な想いを起こさせるのではないだろうか。
私はそのような人の記憶を喚起させる作品を作りたいと思っている。（安東）

 

安東 智香　　ANDO Chika

2006 韓国 新羅大学 美術学部 漆工芸科へ留学
2016 京都市立芸術大学大学院美術研究科後期博士課程漆工領域 修了 博士(美術)
個展
2008 「SONGS」／GALLERYはねうさぎ（京都）
2009 「breath」／ギャラリー恵風（京都）
2010 ~ 2011 ／GALLERY301（神戸）
2013 ~ 2017 ／nifty (京都)
2018 「螺鈿・記憶の光」／阪神百貨店 阪神美術画廊（大阪）
他 グループ展 多数
受賞
2008　日本漆工協会／ 漆工奨学賞
2010　伊丹国際クラフト展／ グッドマテリアル賞
2011　第25回京都芸術祭 国際交流総合展／ 京都府国際センター賞
2012　広島「KAZARU展」／ 広島市教育委員会賞・テーマ賞
2013　日本繊維機械学会主催 繊維リサイクルコンペティション
／ 最優秀賞・ティワイテックス社特別賞
2018　第28回工芸美術 日工会展／ 日工会特別賞