2022年12月6日(火)~12月11日(日)
20世紀には、機械文明の直線的な進展に歩調を合わせるような芸術がある一方で、
それに逆らうように太古的でノマド的な奔放さを持って
人間の心象世界を豊かに表現する幻視者の芸術もまた一方で存在しました。
20世紀ノスタルジーを通奏低音として、自身の記憶をたどりながら事物でもなく表象でもない、
中間的なものとしてのイメージを紡ぎ、絵画世界を展開したいと思っています。
本展では「幻視者の20世紀」をテーマに大小の作品を展示します。ご高覧いただけると幸いに存じます。(馬淵)
馬淵 哲 MABUCHI Satoshi
1966 滋賀県生まれ
1988 京都教育大学特修美術科卒業
1996 IBMびわこ現代絵画展’96 佳作・賞
1997 京展 市長賞
2001 新制作展 初入選(’04,’06,’11新作家賞,’12会員推挙)
2002 上野の森美術館大賞展(’03賞候補)
2006 京都府美術工芸新鋭選抜展
2008 チェンバロ(天正遣欧少年使節演奏披露之図)展覧
京都・アートゾーン神楽岡 ※山下清澄銅版画展同時展示
2017 滋賀県美術展覧会 特選・滋賀県美術協会理事長賞・木下美術館賞
現在 新制作協会会員
「nostalgia」
2021
73×73cm
樹脂絵の具、オイル/板
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左「彼方」右「蘇生」
2022
各 35×22cm
樹脂絵の具、水彩色鉛筆/板
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「蓮の花」
2021
35×22cm
樹脂絵の具、水彩色鉛筆/板