2018年1月16日(火)-1月28日(日) ※1/22(月)休廊
鴨川土手の家に生まれ、河原や橋を毎日の遊び場として育ちました。
当時は鴨川の水も今より豊かで、歩いて川を渡ることはちょっとした冒険でした。
近くに橋のない河岸から眺める対岸は、自分のテリトリーとは全く別の世界、
それゆえ橋には特別の想いがあります。40年、50年が経ち、新しい世界に棧する期待と躊躇、振り向くと棧が消えている恐怖と絶望、
そんな様々な想いを今は作品に投影しています。型紙を繰り返し置くことで日常が非日常の世界に変る風景をテーマに、
和紙による糊型染で表現した作品を展示します。(日下部)
日下部 雅生 KUSAKABE Masao
1988年 第20回 日展 初入選 2002年以降会友
1990年 京都市立芸術大学 大学院美術研究科 修了後渡米 1993年帰国
2014年 英国 Bath Spa 大学 客員研究員(1年間)
2015年 Across Time & Space ~Masao Kusakabe Exhibition~ (BSU Sion Hill Gallery, U.K.)
2015年 琳派400年記念~現代作家200人による日本画・工芸展~
(京都文化博物館/2016年 東京日本橋高島屋8階ホール)
2016年 相違の鏡像~今井裕之・日下部雅生二人展~ (京都万華鏡ミュージアム特別企画展)
2017年 京を視る・京から見る~日下部雅生型絵染展~ (髙島屋京都店美術画廊)
2017年 島想い (ギャラリー梧桐企画展, 京都)
2017年 第21回 染・清流展 ビエンナーレ2017 (染・清流館 京都)
現在 京都市立芸術大学美術学部 教授