11 月 17 日(木)~ 11 月 27 日(日) ※11 / 21(月)休廊
京都芸大に染織をするつもりで入学した私は、染織、陶芸、漆を基礎段階で一通り学び、
漆の黒が自分が求める世界を表現するために必要と判断し、迷わず転向しました。その後
漆に行き詰まりベルギーに留学した私は、版画に出会い、版画の黒に救われました。
それから40年あまり、今漆の黒と銅版画の黒は、何の矛盾もなく私の中で共存しています。
Once in a blue moonとは、滅多にないことを意味します。
月の子供達が午前2時の庭園で繰り広げる物語です。(伊藤)
伊藤 尚子 ITO Naoko
1979 京都市立芸術大学美術学部塗装(現漆工)専攻科修了
1979-81 ベルギー国立高等建築・視覚芸術大学留学(ロータリー財団奨学生)
-2020 近畿大学文芸学部教授
個展
1981-2022 ブリュッセル、パリ、ニューヨーク、東京、大阪等で開催(43回)
グループ展, コンクール展;
1992-2009 国際女流作家協会展(イスタンブール、ブリュッセル、リヨン他)
2002 スペース国際版画ビエンナーレ(ソウル)(’09, ’11)
2006-2022 日本版画協会展
2007-2017 国際版画展(日本・タイ、日本・アメリカ、日本・ポーランド、日本・イギリス、日本・オーストラリア、日本・カナダ)
2008 CWAJ現代版画展 (’09、’11、’14、’15、’18)
2008 日仏交流版画展(パリ) (’12、’15、’18)
2012 セミナリヨ版画展(’16、’17)
2015 山本鼎版画大賞展 (’21)
2017 高知国際版画トリエンナーレ
2017 イースト カム ウエスト展(オレゴン)
2018-2019 エスプリ ジャポン展(グルノーブル)
2021 クロアチアスプリットグラフィックス(スプリット)
他225展に出品
右「「そうだね」とステファンは言う「生まれてきてまだ250年めなんだ」」
2022年
銅版画
左「3匹の蝸牛(かたつむり)食堂で待っているから」
2022年
銅版画
「ああいいな、せいせいするな」
2022
30×45×4cm
漆、板、螺鈿
「いつ果てぬともしれぬ春の日」
2022
丸3段重 直径16, 高さ21cm
漆、板、螺鈿