2026年3月24日(火)~ 3月29日(日)
12:00~19:00 (最終日-18:00)

中国・浙江美術学院で伝統木版画を学んだ林は、日中の「線」の違いに心を奪われた。
帰国後、書や篆刻、仏画白描に取り組むなかで、幼少期から親しんできた京都の街角にある日本画――色紙や短冊、掛軸に宿る軽やかな線――が、中国画とも現代日本画とも異なる独自の息づかいを持つことに気づく。
探求の果てに出会ったのが、明治以来受け継がれてきた「運筆」の肉筆絵手本であった。
調査と臨写、聞き取りを重ね、失われかけた運筆の記憶を現在へと呼び戻す試みとして生まれたのが「運筆の邂逅」である。線と人が再び出会う、その瞬間をご覧いただきたい。(林)
林 靜佳 HAYASHI Shizuka
2020 京都市立芸術大学大学院 美術研究科美術専攻保存修復領域 修了
2026 京都市立芸術大学大学院 美術研究科博士(後期)課程美術専攻保存修復領域 在籍
現在 嵯峨美術大学日本画・古画領域非常勤講師 元高麗美術館学芸員
日本書芸院審査員 日本篆刻家協会常任委員 兵庫県水墨画協会理事 国際墨画会無鑑査
1984 第31回日本学書展 文部大臣賞
1987~1989 京展 入選
2009 日本国際墨画会展(浙江西湖美術館/中国・杭州)
2011 SUMI-E展(パリ第四区美術館/フランス)
2012 林靜佳 墨彩画・書画展(ギャラリーオスカー/兵庫)
2012 源氏物語 近江神宮に夕顔作品奉納(近江神宮/滋賀)
2013 日本の墨絵展(アダムソンエリックミュージアム/エストニア・タリン)
2016 一山一寧700年大遠忌 帰一寺に山水作品奉納(帰一寺/静岡)
2025 百廿西冷印石同源展 柯橋美術館に作品収蔵(柯橋美術館/中国・紹興)
2020 「円山・四条派から近代京都画壇の運筆絵手本に至る筆法の研究 呉春・楳嶺・栖鳳を中心に」
(京都市立芸術大学大学院)
2025 「幸野楳嶺の日本画の基礎教育について《京都府画学校北宗運筆臨模絵手本》を中心として」
『美術史』198号
2025 文化財保存修復学会第47回大会「運筆の一考察―幕末から昭和初期の各画家における使用筆を中心に―」
(富山国際会議場)
2018 「呉春の筆法をたどる~《蔬菜図巻》から~」動画上映「フルーツ&ベジタブルズ-東アジア蔬果図の系譜」
(泉屋博古館/京都)
2024 「運筆を読み解く」動画上映「京都芸大〈はじめて〉物語」第2期「日本最初京都画学校」
(京都市立芸術大学芸術資料館)
共創メンバー 長嶺志保 堀真愛佳 増岡詩乃
