2018年2月27日（火）－3月4日（日）

 

土を用いて立体物として形作られた陶の壺が用を離れて平面へ近づく。
平面の中に収まっていた壺が、図と地の関係を離れ本来の「陶」へ戻ろうとする。
陶芸と絵画の間で、石黒と田中の間で、二つの頭と四つの手を使い、新しい作品を試みます。

そしてその後それぞれの領域に立ち戻り、もう一度その足元に立って制作します。
壺を受容の空間ととらえ、その中で異なるものが対話する実験的な展覧会です。（石黒・田中）

 

田中 奈津子　TANAKA Natsuko
1981 　北九州市生まれ
2007 　京都市立芸術大学大学院美術研究科修了
2011 　個展「デコレーション」（アートスペース虹／京都）
以後個展4回
2012 　グループ展「あれから、そして、これから」（gallery morning／京都）
2013 　グループ展「悦ばしき知覚」（galerie 16／京都）
2015　「きょうの壺」マネックス証券ART IN THE OFFICE
審査員特別賞受賞
2016 　二人展「SPECTRA」（ギャラリー恵風／京都）
2017 　個展「きょうの壺プレミアム」（Gallery PARC／京都）
2017 　個展「アブストラクト食う女」（ギャラリー島田deux／神戸）

 

 

石黒 紀子 　ISHIGURO Noriko
1978 　大阪生まれ
1999　 奈良芸術短期大学美術科 陶芸コース卒業
2001 　奈良芸術短期大学専攻科 陶芸コース修了
2007 　大阪市内に築窯
2007 　日工会展　日工会賞受賞
2007 　全関西美術展　佳作
2008 　京都工芸ビエンナーレ　入選
2008～　新陶彫名古屋展(愛知県美術館),新陶彫京都展(京都市美術館別館)
2009～　新陶彫東京展(銀座洋協ホール) (元麻布ギャラリー) (salon de Ｇ)
2010 現代美術小品展(ギャラリーSUZUKI/京都)
2012 　器exhibition三人展　(ギャラリー道/大阪)
2013　「色彩えんす展」 (大阪市立科学館特別企画展)
新陶彫協会　会員
奈良芸術短期大学　非常勤講師