2019年10月8日(火)ー 10月20日(日) ※10/14(月)休廊
私は心の内のどこかに架空のテーブルを設定している。
そこに日々の記憶の断片をゴタゴタと、脈絡もなしに置いている。
私が絵を描き始めるときは、まずそのテーブルの上の整頓から始める。
もうすっかり忘れていた過去の抜け殻、判定出来ない奇妙な形、クッキリと光を放つもの。
それらをたどって、色や形を使って画布の上にならべていく。
架空のテーブルが置かれた空間に、言葉に出来ないものを語らせたい。
私が描くことはそういった試みです。 (鳥井)
鳥井 雅子 TORII Masako
1955 大阪生まれ
1980 京都芸大、美術専攻科西洋画科(現大学院)版画専攻修了
個展・グループ展を中心に、京都・大阪・東京・西脇・倉敷等で、
絵画・版画の個展、グループ展開催。
傍らフィガロジャポン、WINDS(日本航空機内誌)、
読売新聞夕刊「近世恋ひともよう」などの挿画、
SUNTORY Ladies Open1999、2000のポスターを描く
近々の仕事
2015 個展、ギャラリー恵風(京都)
2017 個展、南天子画廊(東京)
2018 第7回21世紀関西女性絵画展、兵庫県立近代美術館(神戸)
2018 内田真理とMIGAKU展、.nbb(大阪)
2019 Studio GRANITO Etching WorksⅥ、トアギャラリー(神戸)