2025 年 2 月 4 日(火)~ 2 月 9日(日)
12:00~19:00 (最終日-18:00)
光はプリズムを通過すると、虹のような連続した色の帯となります。
この色の帯は「スペクトル」と呼ばれ、光がその波長の違いによって分けられる現象を「分光」といいます。
私はこの分光現象に着目し、コピー機の感光機能を利用して、
物質や風景の中に内包される光を視覚的に引き出すことを試みています。
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私の制作では、銅版画における強調された物質感を特徴とする映像と、
コピー機によって導き出された儚く繊細な光が共存しています。
この2つの対照的な要素が互いに補完し合いながら、一つの作品内で表現されています。
このような「物質」と「光」の二重性のある表現手法で、
対象の内面や存在感を浮き彫りにすることを探求しています。(武雄)
武雄 文子 TAKEO Ayako
1994 大阪生まれ
2019 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 版画専攻 修了
展覧会歴
2022 個展 Decalcomania of vsion (ギャラリー恵風 / 京都)
2022 てんかいするメソッド 成安造形大学 (キャンパスが美術館/ 滋賀)
2022 個展 Relic (GAMOYONGallery/大阪)
2022 日韓芸術通信(7 GIFT/京都)
2022 漁師と芸術家 ~琵琶湖を問う、琵琶湖を読む~ (和邇図書館/滋賀)
2023 第41回 明日をひらく絵画展上野の森美術館大賞展 (上野の森美術館/東京)
2024 個展 trace a lake. (GAMOYON Gallery/大阪)
2024 日韓藝術通信9 近くて遠い、遠くて近い | カッカプコ モルダ、モルゴ カッカプダ
(ターミナル京都/京都)
2025 京都府新鋭選抜展2025 (京都文化博物館/京都)
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「Trace Eri」
2024 / e.d 2 / 950×2450 mm / エッチング ・シンナープリント
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「carp4」
2025 / e.d 15 / 200×150 mm / エッチング
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右 「lotus Oct.」 2024 / e.d 15 / 100×200 mm / エッチング・ シンナープリント
左 「carp」 2024 / e.d 15 / 150×200 mm / エッチング
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