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1F 邵 婷如 個展 約束の地 Shao Ting Ju

2025 年 5 月 15日(木)~ 5 月 25 日(日) ※5月19日(月)休廊日
12:00~19:00 (最終日-18:00)

Shao Ting Ju_DM_2025_05

前回の展覧会「静かに花を抱いて」に引き続き、人間の精神的な成長の過程において、花、鳥、鉱物はすべて人間の意識の進化を促す素材であるということをテーマにしています。
花は、人類が実用的価値のないものの魂に触れた最初のものである可能性が高く、人類の祖先は、物質が乏しい環境にいたとき、身近にある美しい花を愛でていました。また、空を飛ぶ鳥を見上げたり、鉱物や宝石に心を惹かれたりしました。実用的な価値を持たないこれらの物質が、人間そのものの深い美を目覚めさせたのです。人類が地上に出現する以前から存在していたこれらの物質が、進化過程の人間の魂に触れ、人はようやく自然の不思議で神秘的な恵みを感じることができるのです。すべての人の心の中に「約束の地」を見出すことができたとき、それは私たちの心がようやく本来の平和に戻ったことを意味します。(邵)

邵(シャオ) 婷如(ティン ルー) Shao Ting Ju

台湾・台北生まれ。 37年間、創作陶芸活動に専念。これまでに101の選抜展と15の個展に出品。 1998年より台湾の「陶芸」、「台湾工芸」、2005年よりドイツの「ニューセラミックス」に記事を執筆し、2016年よりドイツ「ニューセラミックス」の「アーティストジャーナル」、2018年より台湾「アーティスト」ファインアートマガジンの「現代陶芸」のコラムニストを務、100以上の記事が掲載されている。

2018 台湾国際陶芸ビエンナーレのキューレター
2001からIAC国際陶芸アカデミー (ユネスコのパートナー)の会員
2016 台湾セラミック ビエンナーレの展覧会のアート審査員、オーガナイザーを務める。
新北市立鶯歌陶磁博物館(諮問委員および収集審査委員)
ドイツ・ヴェスターヴァルト陶磁美術館 審査員
2013、2015クルジュ ルーマニアセラミックスビエンナーレ 審査員
2004 マック ナイト財団 ミネソタ アメリカ 審査員
著書
2018 「世界を形づくる:国際陶芸作家の陶による人物表現」(18カ国45人の芸術家にインタビュー)
2011 「日本の陶芸家20人に聞く陶芸の未来」
海外の博物館や財団では33作品、台湾の美術館では10作品が所蔵される。