2022年11月 29日(火)~12月4日(日)
銀箔の焼き目を用い「ゆらぐ自画像」を描き続けています。今回の展覧会では新しい試みとして、銀箔と岩絵具の調和する画面作りに挑戦しました。
アイデンティティに迫ることにより見え隠れする自身の生い立ちを水槽の中の存在と重ねました。
「ゆらぎ」や「うつろい」をなぞらえる銀箔を硫化させ黒変させる行為は、コントロールの効かない予測不能な結果をもたらします。
その中に美を見出そうとする試みが、予測不能な時代を生きる私たちの道標になれば幸いです。(川瀬)
川瀬 美帆 KAWASE Miho
1996 神戸市出身(大阪生まれ)
2020 公益財団法人佐藤国際文化育英財団令和2年度30期奨学生
2021 京都芸術大学大学院 美術工芸領域 日本画分野 卒業
2019 京都芸術大学卒業制作展 優秀賞 ・ 佐川美術館栗和田榮一賞
石本正日本画大賞展 出品
2020 WEB SPURT展 2020 遠藤水城賞
2021 京都日本画新展2021 推薦
京都芸術大学大学院修了制作展 優秀賞 ・ 佐川美術館栗和田榮一賞
『耀画廊選抜展-対の世界-Vol14』優秀賞
佐藤国際文化育英財団第30回奨学生美術展 協賛賞「株式会社呉竹賞」「株式会社中里賞」「PIGMENT賞」「株式会社墨運堂賞」
左「droneⅠ」右「droneⅡ」
2022
各 380×455mm
チップボール紙、アシェット、石膏、銀箔、墨、彩墨、岩絵
「楽園」
2022
227×158mm
チップボール紙、アシェット、石膏、銀箔、墨、彩墨、岩絵具