2019年6月4日(火)― 6月9日(日)12:00-19:00(最終日-18:00)
このところ自然界の樹林を描くことが面白い。
樹形は不特定な形態のようでも秩序があり、詳しい人にはそれが何という木かが分かる。
樹種の違いのみならず季節の応じてその相を変えたり変えなかったりと、生命体として尽きない姿を観る者に与える。
また彼らはその地点に根を張り動けない。その環境に身を委ねている。
だが、わが国土は植生に恵まれた環境のようで非常に多種で、身近な所でも賑わいを見せる。
ここ数年、私は目前の樹林に身を委ね、筆が次々と動けば、
これが私にとって絵を描くということなのだろうと思っている。(山添)
山添 耕治 YAMAZOE Koji
1936 京都に生まれる
1961 京都市立美術大学専攻科終了
1967 サンフェルナンド美術学校留学(Madrid)
1968 日本作家展(sala Amadis,Madrid)
1972 イタリアモザイク制作(Ravenna)
1974 長崎船舶大型タンカーロビー壁画制作
1975 シエナ市招待美術(tempera)セミナー
1980 壁画「白嶺」深海鉱物探索船第2白嶺
1982 フレスコ画ミケランジェロ「最後の審判」より「選ばれし者」模写
1989 京都市立芸術大学教授
1992 個展フレスコ(大阪現代美術センター)
以降 京都三条ギャラリーを中心に多数のフレスコ画個展
2000 京都造形芸術大学編「洋画を学ぶ(2)」フレスコ技法と制作(角川書店)
2002 「画家のための処方箋」Robert Massey 翻訳(かもがわ出版)
2010 鶴身幸男・山添耕治展(アートスペース東山)
2011 井上徹・山添耕治展 (アートスペース東山)
2014 山添耕治油彩画展 (ギャラリーヒルゲート)